コアリズムをやってみた。
楽しいがハードです。
ビリーは一回しかやりませんでした。
効果的なのは頭ではわかるけど体がついていかない。
ラテンダンスがベースのためか、ビリーの脱走兵のようなあの挫折感は無く、
どうでもいいや、という感じで流していると体が自然に、あ、もう一回やってみようかなんて・・
ピアノにはコアマッスが必要と痛感しています。
特にフランクのヴァイオリンソナタとか、
ワルトシュタインとかスカルボとか・・
そう、ラヴェルはすごく動く、だけに中枢を定めないと
何がここでのメインか、プライオリティを何処においていいか分からなくなる。
独特のシャルウィーダンス!風の習い事でなく、気軽にラテンが踊ってみたい!
実は私には押し殺した夢があった。
本当はとてもとてもなりたかったのはバレリーナ・・・
初めて電車に乗ってバレエに連れて行ってもらったのは五歳くらいのとき。
千葉で今思えば、白鳥ありドンキあり、のガラだったと思う。
もう、胸が震えて頭がぼうっとして口が利けなかった。
なんて素敵なの!それになんて素敵な衣装,トウシューズ!
買ってもらったバレーシューズという名の「うわばき」の先に石をつめて
チャイコフスキーのレコードに合わせて狂い踊り、懸命にアピールした。
「バレエ習わせて!」
けれど親は賢明だったかもしれない、何事にも向き不向きってあるからだ。
こどもの気まぐれに親は振り回されてはいけないのである。
やりたいからやらせる、やめたいからやめさせる、では何一つ続くわけが無い。
「そんなに練習嫌いならピアノに鍵かけるから!」と親はキレたつもりが
一週間後、さっぱり縁が切れたつもりの私に業を煮やしてピアノの前に連れ戻すなど
筋の通らないことも時には必要なのだと、わが子に同じことを繰り返している私は
今ならそれを肯定するのだ。筋を通す、というのは家風とか職業によってはぜひとも
必要なことだが、全てに筋を通されるとイマジネーションの発生する余地が無い。
世の不条理に対してこそイマジネーションが大きく花開くからだ。
とはいえ、幼い頃、バレエドラマ「赤い靴」に見入り、、
学生時代にバレエ漫画「スワン」に夢中になり、
大学時代はアントニオ・ガデスに焦がれ、
やっぱり踊りってすてきだなっと今でも思う。
私は下手だけれど気軽に楽しくてつい踊ってしまう、みたいな人生こそ生きてみたい。
沖縄もそうらしいけれど、何かあるとみんなで踊る習慣がある国っていいなあ。
パルスを共有するんだもの。
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